こころをあげよ~カトリック聖歌(合唱編曲版)

こころをあげよ~カトリック聖歌(合唱編曲版)

指揮:久松祥三
オルガン:浅井寛子
合唱:ラウダーテ・ドミヌム合唱団

カトリック聖歌集(光明社刊)より選曲し、合唱用に編曲して録音したものです。
合唱編曲:浅井寛子(讃美歌集に収録されているものを除く)

*お問い合わせはこちらから
HO-0901 頒布価格 2,500円
(おかげさまで完売いたしました。ありがとうございました。)


YouTubeで「しらべもたえに(カトリック聖歌614)」試聴できます。

曲目:
601 われ朝まだきより
602 みもたまも
603 こえをあわせ
604 ほめよたたえよ
605 さいわいなるかな
606 くしきぶどうの木 
607 しずけき
608 あめのみつかいの
609 ねむれよいとしご
610 よろこべ今日ぞ
611 さかえのみ神を
612 今ぞ勝利の 
613 ひせきにこもりて
614 しらべもたえに
615 あおげわが神の
619 うるわしきみはは
620 きよきおとめとて

このCDについて

カトリック聖歌は長い伝統がありますが、歌詞が文語体であり、典礼式文が口語体ということもあって、現在の教会では歌われることが少なくなりました。しかしながら、カトリック聖歌には伝統の持つ重み、洗練された曲、グレゴリオ聖歌を元に作られた曲などの価値の高さがあり、また、典礼聖歌に少ない「賛歌」が主体となっていて、曲に明るさ、力強さなどが感じられます。古い信徒にとっては懐かしさもあり、新しい信徒にとってはある意味で新鮮にさえ感じられるこのカトリック聖歌を少しでも紹介したい、と思いこの録音を企画しました。

選曲に際しては、601番から623番までが元々聖歌集のなかで「合唱用」とされており、そのうえ各季節や典礼などが網羅されていて、今回の企画にふさわしいものと思い、それらの中から選曲しました。ただ、全体のバランスを考えて聖母賛歌は2曲だけにしてあります。

演奏にあたっては、祈りの心が伝わるように、日本語が良く聴き取れ、美しく響く発音を心がけました。また、この録音を聴きながら口ずさめるよう、聖歌の旋律はソプラノに置き、そのままの音程で編曲して演奏しています(ごく一部例外があります)。合唱として歌った場合、もう少し音程を上げた方が美しさもありますが、あえて、一緒に歌って頂けるようにと考えました。

この録音が、聴いてくださる方の祈りの助けとなり、またともに歌う喜びを感じていただけるものとなれば幸いです。

2009年10月 久松祥三